※『風立ちぬ』本編とは大きく設定が異なります。ご了承ください。
堀越次郎:地方に住む小学生。久しぶりに会った叔父の圭介の仕事を知ったことで憧れるようになる。
叔父さん:都会でウェブディレクターをしている。久しぶりの休みに実家に帰ってきた。兄である次郎の父とは年齢が10歳離れている。
とある日。
「おじさーん!!!!」
「大きくなったなぁ!!次郎!」
僕の名前は堀越次郎!田舎に住む小学生!
こっちはお父さんの弟、叔父さん!
都会で仕事をしているんだって、すごいなぁ〜。
久しぶりに実家に遊びに来てくれたんだ。一緒に遊ぶの楽しみだなー!
「いちのかた! みなもぎり!!!」
「はっはっは、元気だなぁ、次郎!」
〜〜〜♪♪
「おっと、仕事の電話だ。」
「それはもう一度ちゃんとヒアリングを行おうか。今のままだと、お客さんが本当に必要なものは作れないと思うよ」
「ん〜〜、悪くないペルソナだけどもっとライフスタイルを分析して明確にしていこう」
「○○を実装して欲しいのは知っているけど、優先度をちゃんと決めて先方に価値が届けられるようにしよう」
ムズカシイ話をしているけど、電話している叔父さんはすっごくカッコいい!
「そういった情報はオープンにしてみんなに伝えていこう」
「ボトルネックなところを△△して□□を◇◇でーーー」
「ふぅ、お待たせお待たせ」
「ねぇ、おじさんって何の仕事してるの?」
「そうだなぁ、ウェブディレクターって聞いたことあるかな」
「うぇぶでぃれくたー??」・・・聞いたことあるような、ないような・・・。
考えていると叔父さんは教えてくれた。
ディレクターとは、「監督」や「指揮する人」。
お客さんがやりたいことを聞いて、仕事をする人達に伝えて、ウェブサイトを作る。
たくさんの人と巻き込んで一緒に前に進めていく。
簡単に説明するとこういうことなんだって。
「ふーん。いつか僕も叔父さんみたいになりたい!」
「じゃあ、こんなことが出来るようになるといいね」
- 言われたことばかりやらない
- 自分から期日を決められるようになる
- いろんな人と仲良くなる
- 身近な人が何に困っているか気付けるようになる
- 何を先にやればいいか決められるようになる
- 人に何かをお願いするときは、丁寧にお願いする
- 知っていることはどんどん人に教える
「わかった!やってみる!!!」
「応援するぞ!でもまずはもっと遊ぶか!」
この日は、叔父さんとたくさん遊んだ。
将来の夢のひとつに「WEBディレクター」が入ったけど、この時の僕は本当になれるだなんて思っていなかったんだ。
時は流れーー
まさか本当に叔父さんの会社に入ることになるとは思っていなかった。
「さぁ、これから頑張ろう!」
前途多難のWEBディレクター編がはじまる・・・
つづく