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【 DX 】デジタルトランスフォーメーションの事例からプロジェクトの進め方まで体系的に解説

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急速にデジタル技術が発展している現在、企業として生存・発展していくには新しいテクノロジーを活用し、企業を変革する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が求められています🚀 ✨

バズワードとなり、あらゆる場所で見聞きするようになった「DX(デジタルトランスフォーメーション)」ですが、具体的なイメージが湧かない方もいるのではないでしょうか🤔

「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を自分ごととして捉え、取り組んでいけるように、今回は成功事例の紹介とプロジェクトの流れを解説させていただきます💪 😉

DX(デジタルトランスフォーメーション)の事例紹介

まずは、デジタルトランスフォーメーションの代表的な事例を2つ紹介します🙋‍♂️

事例1:小松製作所のコムトラックス

小松製作所はコムトラックスという建設機械の情報を遠隔から確認したり、建設機械を操作するシステムを開発・運用しています。建設機械にGPSや通信システムを搭載することで、遠隔から位置情報や燃料の残量、故障状況、稼働状況を確認することができます。また、遠隔からエンジンを停止することができます。

このコムトラックスによって顧客視点では2つのメリットがあります。

1つ目はトータルコストの削減です。

コムトラックスでは、稼働状況をモニタリングしているため、メンテナンスの適正なタイミングを割り出すことができます。故障の前にパーツの交換や修理を行えるため、余分な修理費用を削減できます。
また、情報の非対称性により適正価格で売却が困難だと言われる中古車市場においても、コムトラックスで保持している情報によって適正価格で売却できるようになり、結果としてトータルコストを抑えることができます。

2つ目は盗難リスクを軽減できていることです。

コムトラックスでは建設機械の位置情報をGPSによって把握しており、いざとなれば遠方から建設機械のエンジンを止めることができるため、盗難のリスクを大幅に軽減することができます。

小松製作所のメリットも同様に2つあります。

1つ目は債権の貸し倒れのリスクが軽減することです。

顧客は高価な建設機械をローンで購入することが多く、支払が滞ることもあります。しかし、遠方から建設機械のエンジンを止めることができるようになると、顧客は「支払わないと仕事ができない」という状況になるため、貸し倒れのリスクを軽減することができます。

2つ目は需要予測の精度があがることです。

全世界の建設機械の稼働状況を確認することができるため、「いつどの地域にどれくらいの建設需要があるか」を従来より高精度に予測することができます。

これらの顧客・小松製作所両サイドへのメリットを考えても、DX(デジタルトランスフォーメーション)の成功事例だといえます。

事例2:Mobility Technologiesの配車アプリGO

日本交通の情報部門が起源であるMobility Technologies(元JapanTaxi)は、配車アプリGO

(元Japantaxi)を提供しています。

配車アプリGOではアプリを立ち上げて、乗車する場所をマップから選択し、「今すぐ呼ぶ」ボタンを押すだけで、自分で拾わなくてもタクシーをすぐに呼ぶことができるサービスです。日本版のUBERだといえます。

このサービスによる顧客視点のメリットは、ストレスフリーな顧客体験です。

GOはアプリ内決済機能を備えているため、タクシー内での支払は不要で、タクシー乗車から支払いまでのプロセス全てアプリ内で完結することができ、スピーディーかつストレスフリーな顧客体験を提供することができています。

また、タクシー会社側にとってのメリットは業務効率が上がることです。
タクシー会社にとっては、キャッシュレスになることで、釣り銭を取りに事務所にいくといった機会損失や現金の盗難などが発生しなくなります。現金管理の業務を削ることができるため、業務効率が向上するといえます。
また、後部座席に搭載されたタブレットによる「ビジネスマン向け映像広告」という新たな収益源も生み出しており、ビジネスモデルの改革でもあります。

久しくイノベーションが起きていなかったタクシー業界において新たなビジネスモデル、顧客体験を生み出しており、DX(デジタルトランスフォーメーション)の成功事例だと言えます。

DXの基本的なプロセス

上記で紹介したようなDX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクトが一般的にどう進むのかを紹介致します😊

1. 提供価値の再定義

まずは、自社が「誰にどんな価値を提供しているのか/したいのか」事業ドメインを改めて再定義します。
例えば建設機械メーカーの場合、「建設機械を提供する」が事業ドメインでは新しい事業のアイデアは生まれにくいですが、「安心安全の建設をサポートする」と定義すると、視座が上がり柔軟な発想でコムトラックスのようなサービスが生まれるかもしれません。このように、まずは自社が何屋さんなのか再確認するのがファーストステップとなります。

2. 顧客中心主義で新サービスを考案

次にデザインシンキングなどの手法を取り入れ、顧客の気持ちや悩みを考え抜き、カスタマージャーニーマップなどを作成して新サービスを練ります。
尖ったサービスを生み出すにはどうやったら顧客の課題を解決できるのか、ソリューションに縛られずに柔軟に考えることが重要です。

3. プロトタイプ開発

解決方法の絵が描けたら、実際にアジャイル開発でプロトタイプを作っていきます。要件定義、設計、開発、テスト、導入と流れていくウォーターフォール型の開発手法ではなく、アジャイル開発で進めることで、ユーザーの意見を取り入れながら段階的にサービスの品質を高めていくことができます。

4. 事業戦略立案&実行

最後に、新たなサービスをどのように顧客に届けるか、自社に浸透させるのか計画を立案し、計画に沿って実行していきます。
新規事業の場合、顧客に選んでもらえなければ意味がないため、顧客が「体験してみたい」と思えるようプロモーションを打てるかが1つ重要なポイントです。
また、同じサービスを提供し続けてもすぐに模倣されたり、顧客に飽きられてしまうため、改善しつづけることが必要であり、そのためにはデータを収集し、顧客の求めるものを常に理解し続けていく必要があります。
プロモーションとデータ収集、改善を繰り返しサービスを磨き続けましょう。

まとめ

本記事ではDXの事例と基本的なプロセスをご紹介しました🙋‍♂️

簡単に取り組めることではありませんが、すでに複数の企業が取り組みをはじめています。成果を出す企業は増加することでしょう。

自社の強み・顧客が求めていることを見つめて、みなさま方がDXに挑戦する際の一助になれば幸いです🙂✨

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