システム開発の仕事において、確認作業は品質を大きく左右する重要なプロセスです。
今回は、当社が大切にしている確認の心得を5つご紹介します。
もくじ
プロのエンジニアとして、「大体大丈夫」では通用しません。細部までこだわり抜く姿勢が、高品質につながります。どんな小さなミスも見逃さない目を養いましょう。
例えば、クライアントが提示した仕様をそのまま作るのではなく、よりユーザーにとって使いやすい仕様を検討・提案することで、最終的にクライアントが目指す成果に繋げることができます。
確認する前に、必ず前提条件を発注者や上司と再確認してください。認識のズレを防ぎ、的確な確認を行うためにも欠かせないステップです。
例を挙げると、ブラウザやOSのバージョン、対応言語、想定されるユーザー層など、システムを取り巻く環境についての認識を関係者全員で合わせることが重要です。
対応ブラウザのバージョンについて確認を怠ったために、リリース直前になって大幅な仕様変更を余儀なくされることもあります。
確認漏れは致命的な問題を引き起こしかねません。チェックリストを活用し、もれなく検証することを心がけましょう。
チェックリストを作成・活用することで、誰でも網羅的に確認が行えるようになり、問題の発生を防げるようになるでしょう。
そして、表面的なチェックに留まらず、本質的な課題を見抜く目を養いましょう。
自分だけの主観に頼らず、常に客観的な視点を意識することが大切です。他者のレビューを積極的に取り入れましょう。また、ありとあらゆる可能性を想定し、仮説検証を徹底的に行うことが、品質向上への近道となります。
ある機能開発で、自分では問題ないと判断したにも関わらず、他のメンバーからの指摘によって開発を行なったことで、よりクライアントに喜ばれたことがありました。
また、「ユーザーが間違った操作をしたらどうなるか」「極端に大量のデータが入力されたら処理できるか」など、さまざまな仮説を立てて検証することが、品質向上につながることを実感しています。
一人では完璧な確認はできません。チームメンバーの知見を結集し、お互いにレビューし合える環境を作りましょう。そして、過去の失敗から学び、より良い確認方法を追求し続けることが重要です。
毎回のプロジェクト終了後に、振り返りミーティングを行い、良かった点や改善点を共有する習慣も定着しています。この継続的な学びの姿勢が、チームの成長を支えていると感じています。
確認作業は、開発プロセス全体の要です。上流工程とのつながりを意識しつつ、下流工程にも良い影響を与えられるよう、常に全体最適を考えながら取り組むことが求められます。
確認の重要性を再認識し、5つの法則を使って日々の業務に臨みましょう
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