システム開発の現場などで、PM(プロジェクトマネージャー)という言葉を見たり聞いたりすることがあると思います。
なんだかPMって難しそう?忙しそう?などと思いませんか?
またPMという仕事に興味がある、PMになってみたい!と考えている。
もしくは急にPMをやらなければいけなくなったという人に、PMの仕事内容を整理し、どのように仕事を進めることが求められるのかを整理したいと思います😊
もくじ
PMとは開発などでプロジェクトを進行していく監督のような存在です。
開発プロジェクトはさまざまな人が関わり、各々の仕事を進めて行く必要があるので、誰がいま何をしていて、その内容に対して効率よく次の作業に移っていくためのスケジュール管理や、予算管理、人員配置などを常に見守るお仕事です。
特にスケジュールは余裕をもって進めていても、実際には遅れてしまうこともよくあるのがPMの現場です。
そういった際に、PMはプログラマーを追加したり、デザイナーを追加したりなどしてその時の状況に合わせてプロジェクトの進行がスケジュール通りに進むように調整をする役割を担っています。
PMの仕事では想定していなかったことが起こる場合が現場ではよくあります。
特に開発の環境によっては、このプログラムではうまく動かない!など急遽変更などを余技なくされたり、またどうも使い勝手がよくないな、ということが開発を終えてからわかってしまうこともあるのです。
その際に予めそういったことがおこるであろうという余裕を持ったスケジューリングや予算管理、人員の配置などを想定しておくことも重要な仕事になります。
さまざまな現場を経験したPMほど予めいろんなことが起こることを理解しており、前もって準備しておけるので、経験値の高いPMは重宝されます。
PMの仕事は多くの人を効率的に動かしていく必要があるため、コミュニケーションが非常に重要になってきます。
PMの仕事の本質的な部分はこのコミュニケーションスキルによって支えられているといっても過言ではありません。
特に、急な仕様の変更、デザインの変更や、スケジュールなどを変更せざるを得ない場合、各メンバーに丁寧に説明し、納得していただく必要もあるのです。
こういった調整役としての仕事なので、横柄な指示をだしたりした場合には誰もその指示に従ってもらえない状況や指示が下手な場合には、想定していたとおりのものが出来上がってこないなど、細かなフォローを各メンバーに行いながら進めていくことで、チームが初めて円滑にプロジェクトを進められる。このスキル=コミュニケーションのスキルが非常に大事な仕事となります。
このようなプロジェクト管理に必要な知識を身につけるには PMBOK を一読するのがオススメです。
PMBOK は Project Management Body Of Knowledge の略称で、プロジェクト管理に関する知識やノウハウがまとめられています。
プロジェクトの全体像を示した計画書、ここに書かれているものはどのようなものをいつまでに作り上げるのか予算やスケジュールチーム体制などプロジェクト全体の内容を誰がいつみても理解できるものを作りあげチームのメンバーと共有しておきます。
各メンバーごとに誰がいま何を行っているかが一目で分かり、そのタスクが現在何パーセントの進捗なのかということがわかるツールです。様々な管理ツールがありますが、プロジェクトに応じて使い分けるなどを行います。また、ここまで完成したら、どのメンバーと連携して次の作業に入っていくのか、など予め予定を計算しておくことも重要で、その設計においてはのちに大きなリスクになったりする場合もあります。
PMの仕事は常に現場での経験が重要です。理論的なお話しいくら覚えてもPMはできるようにはなりません。
これからPMを目指す人、すでにPMをしているという方はやはり現場での毎回の経験を活かして、次のプロジェクトで改めて改善を行っていくような仕事のスタイルが求められます💪