新規サービスを新しく立ち上げたいと考えている方は「パーソナライズ(personalize)」という言葉をぜひ知って欲しいです ☺️
パーソナライズ化とは Amazon や楽天などのECサイトにある「あなたへのおすすめ」のように、ユーザーごとに異なった情報を出すことです。
パーソナライズすると嬉しい点が数多くあり、すでに多くのサイトで取り組まれています。
本記事ではパーソナライズとは何か、についてまとめてみました 😊
パーソナライズ化のメリットや今後の課題、具体的な例について解説します💪
本記事を読むことでパーソナライズに関する基礎知識を得ることが可能です。
企画開発の部署の方や経営者の方はこの機会にパーソナライズについて知っておきましょう!
もくじ
1* パーソナライズとは、登録されたユーザー情報やサイトの閲覧履歴を分析し、そのユーザー専用の情報を表示したり、便利な情報として還元したりします。
パーソナライズの例としては「あなたへのおすすめ」といったリコメンド機能やSNS広告などがあります。
ECサイトやSNSを利用する場合、性別や年齢などを入力して会員登録する必要があります。
パーソナライズではそういった個人情報を集計し、企業の独自アルゴリズムによってユーザーの好みを割り出します。
好みを割り出したら、それに近い商品やサービスをマイページなどに表示させ、ユーザーの興味を惹きます。
パーソナライズは基本的にこのような仕組みになっています。
パーソナライズ化にはどのようなメリットがあるかまとめました。
メリットは大きくわけて2つあります。
- 様々な商品の認知度を高めることができる
- ユーザーに親しみを持ってもらえる
パーソナライズすると嬉しい点を知れば、パーソナライズがなぜ注目されているのかが分かるかと思います。
パーソナライズ化することで、ユーザーが触れたことがない商品やサービスを紹介できます。
たくさんの商品の中に埋もれ、見つけにくかった商品を知ってもらえる機会になるでしょう。
過去のユーザーが買った商品と近ければ、その商品も買ってもらえる可能性が高まります。
商品の売れ行きの差が激しい場合、パーソナライズ化によって解決するかもしれません。
一人一人個別のページを出すことで、ユーザーは「一人の顧客として扱ってもらえている」ことを意識します。
するとユーザーの承認欲求が満たされ、サイト回遊率が上がったり、再び来訪してもらえる確率が上がります。
ユーザーに親しみを持ってもらえるのも、パーソナライズ化のメリットでしょう。
パーソナライズ化には弱点もいくつかあります。
ユーザー情報や閲覧履歴が少ない場合だと、本当にユーザーが欲しい商品などが表示されないことも。
たとえば、サイトを利用し始めの人は閲覧数が少ないため、プログラムが好みの商品を判断できず、データが集まるまではランダムに表示してしまう可能性があります。
また閲覧履歴が多くある場合でも、アルゴリズムが不出来なためにユーザーが買わない商品を表示する場合もあります。
自分の興味と異なる商品が表示されると、ユーザーが不信感を持ってしまうかもしれません。
ユーザーの興味に沿った商品を表示させるには、購入率などを確認しつつ、パーソナライズ用のアルゴリズムを改良していく必要があります。
実際大手サイトの多くはアルゴリズムを何回も改良し、より優れたものに進化させているのです。
パーソナライズの具体的をご紹介します。
本記事では次の3つのサイトで、パーソナライズがどのように使われているかを解説します。
- Amazon
- Gunosy
- Youtube
これらのサイトはどれも有名で、一度は使ったことがある人も多いのではないでしょうか?
言わずと知れた有名ECサイトです。
Amazon ではトップページに「あなたへのおすすめ」や「読書履歴に基づくおすすめ」が表示されます。
また、個々の商品ページには「こちらもおすすめ」と言って類義商品が表示されます。
これまで買った商品や閲覧した商品から、好みにあった商品を紹介しています。
Amazonは利用者が多いこともあり精度の高いパーソナライズが実現できています。
Gunosy は情報キュレーションサービスで、話題になっているニュースを読むことができます。
Gunosyでは独自アルゴリズムによって、ネット上の情報を収集し評価しています。
更に、TwitterなどのSNSで会員登録すると、SNSの投稿内容を分析して、自分に興味のあるニュースのみをメール配信してくれます。
Gunosyのパーソナライズの精度はかなり高いことで知られています。
動画サイトである Youtube もパーソナライズを利用しています。
動画を再生すると右欄に関連動画が表示され、ユーザーは次の動画をここから選ぶことができます。
具体的にどういうロジックで関連動画が表示されているかは不明です。
過去に視聴者が見てきた動画履歴などを元に表示していると思われますが、細かいアルゴリズムは頻繁にアップデートされていると言われています。
関連動画に表示されるかによって再生数が大きく変動することもあり、どのようにパーソナライズするかは Youtube にとって重要です。
いかがでしたか?😊
本記事ではパーソナライズについて解説しました。
パーソナライズは私達の生活に自然に溶け込んでいることが、お分かり頂けたかと思います。
パーソナライズについて更に理解を深めたい場合は、本記事で紹介したものの中から興味あるサービスを使ってみて欲しいです。
パーソナライズの精度を上げる場合、独自アルゴリズムを生み出すなど、自社で工夫する必要があり、そのためには優秀なエンジニアが必要不可欠です。
パーソナライズを利用したサービスを開発するなら、システム会社に依頼したりエンジニアサブスクリプションサービスを利用したりするのが良いでしょう。
本記事が経営者や企画担当者の方にとって有意義なものとなれれば幸いです ✨