仕事で同じ問題点に毎回当たっていたり、やるべきことが明確化されていなかったりする場合は、KTPを行うのがおすすめです。
KTPとは仕事内容を振り返るフレームワークのことであり、多くの企業で導入されています。
KTPはチームでやることもできますし、個人でやることも可能です✨
今回は個人でKTPをやる場合の進め方を紹介します。
どういった点に気をつけてKTPを行っていけばよいかもみていきましょう。
本記事を読むことでKTPの進め方がわかり、日々の業務の密度が上がっていき、評価向上にも繋がるかもしれません‼
もくじ
KPTとは、仕事内容を振り返ることでその後に活かすためのフレームワークです📋
KPTはKeep、Problem、Tryの略です。
- Keep⇒良かったこと
- Problem⇒問題点
- Try⇒明日移行に行うこと
KPTの振り返りではこの3つに分けて、それぞれの深堀りしていきます。
たった3つの項目なので、すごくシンプルですよね😄
3つに分けて考えることで、課題の整理や行動内容の具体化に繋がります。
KPTは新人研修で用いられることも多いです。
チームで行うこともあれば、個人で行うこともあります。
KPTのメリットは、短時間かつ正確に振り返りができる点です👌
特に、アジャイル開発という開発手法を取るIT企業はKPTをよく行います。
もちろんIT企業だけでなく、どの会社・個人事業主でもKPTを使うのはおすすめできます。
アジャイル開発では、短いスパンで「振り返り」⇒「修正」を繰り返す必要があり、短時間で振り返られるKPTが適しているのです。
それでは個人でKPTを行う場合の進め方を紹介しましょう。
ここでは以下の4つのSTEPに分けて解説します。
- STEP1.KPTの準備を行う
- STEP2.「Keep」に上手くいったことを書く
- STEP3.「Problem」に問題点を書く
- STEP4.「Try」に「問題の解決策」を書く
1つ1つのSTEPでどんな作業を行うか詳しく解説しましょう。
個人で行う場合は、まず紙とペンを用意しましょう💡
もしくはエクセルの表を使っても大丈夫です。
紙に線を引いて図のように三等分してください。
そして、それぞれにKeep、Problem、Tryと書きます。
こんな感じですね。
Keep項目に、仕事で良かったことや、達成できたことを書きます。
褒められたことや成果に繋がったことなど、どんなに小さいことでも問題ありません。
会社に遅刻しなかった、でも大丈夫です👍
難しく考えず、思いついたままに書いていきましょう。
予め、自分がした仕事内容を整理しておくとスムーズに書けておすすめです。
Keepを書くことで「この調子で続けても良いこと」が洗い出されます。
次にProblem項目に、仕事でミスしてしまったことや、思った程成果が出なかったことを書きます📝
なぜその問題が発生したのか、深堀りしつつ書き込んでいきましょう。
二回目以降は、既に解決した問題点は削除していきます。
このように書くことで、どれが未解決の問題なのか可視化されます👀
Problemで発覚した問題点の解決方法を、Try項目にまとめます。
ここは具体的に書くことがが重要です。
明日から何をどの程度やるのか、実行内容を細かく書いていきましょう✨
また、「なぜそれをやるべきなのか」、という目的を意識することも大切です。
明日以降、実行内容を意識して仕事をしていきます。
以上がKPTの基本的な流れです。
KPTは週1回程度のスパンで行うと良いとされています。
翌週になったら、先週の内容を振り返りつつ、今週の内容を追加していきましょう🦾
KPTをやる場合の注意点を3つ挙げます。
- 行動内容は具体的に書く
- テーマは1つに定める
- いつも同じ「Problem」が挙がる場合他の人に相談する
これら3つに気をつけることで、KPTの効果をより上げることが可能です。
行動内容(Try)は具体的な数値を盛り込んで書きましょう。
たとえば、来週月曜までにプレゼン資料を完成させる、事務作業の時間を一時間に短縮させる、など。
「何をもって合格と見做すのか」を明確化することで、作業内容が明確になりますし、達成感も得やすいです❗
KPTを行うときは、まずテーマを決めましょう。
複数のテーマを扱いたい場合は、いくつかの紙を用意します。
テーマはなるべく1つに定める方が、課題がごちゃごちゃにならずに済みます。
例えば複数のプロジェクトに関わっている場合、プロジェクトごとに分けてKPTをやった方が良いです👍
いつも同じ「Problem」が挙がる場合は要注意です。
その問題点が解決できないのは、本当に自分が原因でしょうか❓
もしかしたら他の部署の人などに頼んだ方が、すぐ解決できるものかもしれません。
たとえば「開発担当ページのユーザビリティが向上しない」場合、エンジニアが解決できる問題なのか、デザイナーの手を借りる必要があるのか、考えることが重要です💡
誰に依頼すべきかわからない場合、ひとまず上司に相談するのが良いと思います。
本記事では個人でのKPTの進め方について解説しました。
KPTを進める4つのSTEPおよび、気をつけるべきポイントがお分かり頂けたかと思います。
KPTを週に一回程度行うだけで、今後の課題が明確化されます👀
課題が解決されたかを毎週ちゃんと確認するため、自分の成長度合いも分かるでしょう。
どうしても解決できない課題は、他の人にお願いする方向で対処するのが良いです✨
自分でできること・できないことを整理可能なのもKPTのメリットでしょう。
本記事がKPTについて深く知りたい方にとって有意義なものとなれば幸いです😊
「ラジログ」は日報テンプレートに KPT が採用されている日報サービスです。
エンジニアやIT業界に特化した機能が備わっており、日々の様々なサービスのログを自動収集します。(現在は Github・slack・scrapbox のアクションログ )
左側にログが表示され、毎日を時系列に沿って振り返ることができます。
また、日々の日報のテンプレートには KPT をもとにしたテンプレートが用意されており誰でも簡単に KPT を意識した記録をつけることができます✨