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KPI・KGIとは?簡単な例とともにわかりやすく解説

KPI・KGIとは? 簡単な例とともにわかりやすく解説!

社会人の方であれば、KPI・KGI という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

ただ、具体的にどういう意味かよくわかっていない方も多いのではないかと思います。

今回はそういった方に向けてKPI・KGIの意味から、実際の使われ方、立てる際のポイントまでかんたんな例を介して解説させていただきます。

KPI・KGIを自身で設定できるビジネスパーソンにステップアップしましょう!💪

KPI・KGIとは?

社会人なら一度は聞いたことがあるであろうKPI・KGI。

これらはともに「目標に関する指標」です。

まず KPI とは Key Performance Indicators の頭文字をとった言葉です。日本語に翻訳すると「重要業績評価指標」です。最終目標の達成度を評価する指標で、目標到達プロセスにおける「中間目標」だといえます。

次に KGI とは Key Goal Indicator の頭文字をとった言葉です。日本語では「重要目標達成指標」と訳され、「最終目標(ゴール)」を意味しています。


ざっくりとKPIは目標を達成するための「中間目標」、KGIは「ゴール」だと考えていただければ問題ないです。


実際に設定する際は、まずは「ゴール」であるKGIを決定し、そのKGI達成するためのステップを考え「中間目標」であるKPIを定める必要があります。

KPI・KGIが必要な理由

KPI・KGIの言葉の意味を解説させていただきましたが、なぜそもそもKPI・KGIを設定する必要があるのでしょうか。

結論から言うと、企業の生産性を高めるためです。

もし目標がなければ判断基準がなく日々の業務で課題が発生した時に何をすべきかわからないですし、向かうべき方向がわからない以上、チームで連携することも困難で、仕事へのモチベーションも上がりません。

チーム、会社として一致団結し、生産性を上げて日々の業務に取り組んでいくには「中間目標」と「最終目標(ゴール)」である KPI・KGI を立てることが重要です。

適切な KPI・KGI を立てれるようになるために、次章で簡単な例を通して解説致します。

KPI・KGIのシュミレーション

それではここからは簡単なビジネスケースを通して、KPI・KGI の使い方を解説させていただきます。

この章ではご自身を居酒屋の店長だと思ってください 🐟 👨‍🍳

店の業績を上げるため今年度のKPI・KGIを立てる必要が出てきました。

最終目標である KGI は「前年度比売上1.2倍」にすでに決定済みであると仮定します。KPI を達成すれば自動的に KGI である「前年度比売上1.2倍」を達成できる、そんな KPI を立てる必要があります。

まずは、居酒屋の売上の構成要素を明らかにします。売上を式に表すと以下です。

売上

売上 = 客単価 × 来店者数

さらに客単価は以下のように因数分解することができます。

客単価

客単価 = 商品単価 × 注文数

こうして構成要素に因数分解することで、変数ごとに課題やアクションを切り分けて考えることができます。

例えば、まだまだ来店者数を増やせる可能性があるのであればKPIを「日次の来店者数1.2倍」にしてもいいですし、サブメニューなどを充実できるのであればKPIを「一人当たり注文数1.2倍」などに設定してもよいです。

最終的にKGIである「前年度比売上1.2倍」を達成できるようなKPIを立てましょう。

上記はあくまで簡易的な例ですが、こうした手順でKPIを立てることで、「どこに課題があるのか?」、「どういったアクションを実践していくべきか?」が明確になり、適切なKPIを考えることができます。

KPIを立てる時のポイント

最後にKPIを立てる際に意識しておくべきことを紹介致します。

具体的であること

KPIは具体的に数値で示す必要があります。

具体的でなければ、達成できたかどう判断できず、長時間労働やモチベーション低下を引き起こし、生産性低下に繋がるためです。

例えば、上記居酒屋の例では「日次の来店者数1.2倍」というKPIを立てましたが、KPIが「日次の来店者数を増やす」だったらどうでしょうか?

当然、来店者数は増やさないといけないことはわかりますが、どれだけ来店者が増えたらKPIを達成できたのかわからないですし、達成できたか判断できない以上、終わりが見えず長時間労働の温床になったり、従業員のモチベーションが低下し生産性低下に繋がってしまいます。

逆に具体的に数値で示すことで、達成度を見える化することができ、進捗管理も容易になります。KPIを立てる際は具体的に数値で示すことにこだわりましょう。

現実的であること

KPIは達成することが現実的に可能なものに設定する必要があります。

現実的でなければ、こちらも、長時間労働やモチベーション低下を引き起こし、生産性低下に繋がるためです。

例えば、上記居酒屋の例では「日次の来店者数1.2倍」というKPIを立てましたが、KPIが「日次の来店者数100倍」だったらどうでしょうか?

極端な例ですが、店舗のキャパシティや広告費用などの観点から、現実的に達成できないようなKPIを立てても、長時間労働や従業員のモチベーションの低下を引き起こすだけで、生産性低下に繋がってしまいます。

逆に達成することが簡単すぎるKPIを立てるのも逆効果です。手を抜いても達成できるようなものであれば、同じくモチベーション低下、生産性低下につながります。

KPIを立てる際は現実的に達成できるかどうか、ぎりぎりのラインに設定するのが良いです。

期限が決まっていること

KPIは設定する際は期限も設定する必要があります。

期限がなければ、どのように取り組むべきか計画を立てることができないからです。

例えば、上記居酒屋の例では「日次の来店者数1.2倍」というKPIを立てましたが、KPIが「来店者数1.2倍」だったらどうでしょうか?

日次なのか、週次なのか、月次なのか、それとも半年なのか、年次の目標なのかどうかがわからないため、例えば「需要が伸びそうな夏に来店者数を2 倍にし冬は例年通りとする」といった大まかな戦略を立てることができません。

戦略を立てられない以上、「キャンペーンをいつ実施するべきか?」、「宣伝広告費用をいつ、どうやって調達するか?」などアクションプランを立てることができません。

KPIを実際のアクションに繋げる為には、期限も意識するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?😊

KGI の設定から KGI 達成のための KPI を出していく考え方がわかりましたね!✨

事業に合わせて、どのように達成していくかこういったフレームワークを参考にビジネスを成功させていきたいですね ☺️