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ジブリで学ぶWEBディレクター ~憧れの叔父さん ~ vol.03

ジブリで学ぶWEBディレクター ~憧れの叔父さん ~ vol.03

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※『風立ちぬ』本編とは大きく設定が異なります。ご了承ください。

登場人物

堀越次郎:都会の制作会社の新入社員として過ごす。
叔父さん:都会でウェブディレクターをしている。落ち込んでいる次郎を励ます。兄である次郎の父とは年齢が10歳離れている。
黒川さん:堀越の上司。期待の現れで堀越に厳しく接する。
本庄さん:堀越と同じチームの先輩。面倒見がいい。

ジブリで学ぶWEBディレクター ~憧れの叔父さん

上司の黒川さんに言われたことだけをこなす日々だった堀越は、忙殺され意気消沈していた。
そんな堀越におじさんは声をかけ、「サイト分析」「資料作り」「打ち合わせの進め方」の基本を教えてくれた。
そして、一番大事なことも。

わからなかったら人に聞くことが大事

(ありがとう、おじさん)

これからは言われたことばかりじゃなくて、自分から考えて動いて仕事をしていこう!


サイト分析

ジブリで学ぶWEBディレクター ~憧れの叔父さん

サイト分析は「ユーザー視点」が大事だ。
ウェブサイトをより良いものにするための理由を見つけて成長させていこう。

「本庄さん!あの案件のお客さん、ミーティングで新規顧客の獲得・売り上げアップを実現したいって言ってましたよね?」
「あとできれば認知度アップもって言っていたな」

「それだったら新しくXXXXXXにアプローチしていくと客層も広がっていいと思います!どうでしょうか?」
「なるほど。それならこういう方向もいいかもなーーーーーーー」

資料作り

ジブリで学ぶWEBディレクター ~憧れの叔父さん

次は「行動してもらえるための」資料作りだ。

📈 行動してもらえる資料作りのポイント
  • どうしてこの分析を行ったのか
  • 分析を行って見えてきた改善ポイント
  • 目的を達成するために考えた提案
  • 提案を実現するために必要な具体的な施策

本庄さんと話して出てきた内容も入れて・・・。
文字ばかりになると読みづらくなるだけだ。詰め込みすぎもよくないな。
図版もバランスよく入れていこう。

よし。あとは・・・

「すみません、本庄さん!次の提案資料の確認をお願いします!
あとお時間があればミーティングについて相談に乗ってもらえませんか?
全体の流れを確認したいのですが。
こちらはXX日〜XX日の午前中と夕方が空いています。
都合のよい日時を教えてください!」

ミーティング当日

知識、経験、考え方が不足してパンクしたこともあったけれど、
このミーティングのために分析、資料作成もチームで行えた。
資料の確認とミーティングの練習も十分できたと思う。
あとはやるだけだ!

ジブリで学ぶWEBディレクター ~憧れの叔父さん

「本日はよろしくお願いします!
初めての方もいらっしゃるのでまずは簡単に自己紹介を。
本プロジェクトのディレクターを努めます、堀越次郎です。」

「それでは、まずは資料をご覧ください。本日のアジェンダとなっております。
まずは1つ目のXXXについてーーー」


件のミーティングから数ヶ月が経った。

あのとき提案した内容はクライアントを含むプロジェクトメンバーとのミーティングの中で、ブラッシュアップを重ねていった。意見が違うこともあったが、最初に掲げた目標があるおかげで大きなブレも起こらなかった。
そして目標としていた新規顧客の獲得・売り上げアップのKPIも達成することができ、今後のサイト運営・改善を継続して行えることになった。

「次郎!」
「おじさん!」

「この前、次郎がディレクションをしていたお客さんと話す機会があってな。次郎のことを話していたよ」
「え!なんて言っていましたか?」

ジブリで学ぶWEBディレクター ~憧れの叔父さん

『最初は頼りないと思ったこともありました。
ただ、こちらの質問にもしっかり答えてくれているし、いつものミーティングで意見も言ってくれる。
堀越さんがそういうなら、やってみようと思えたプロジェクトでした』

「よかったな。もっと自信を持つんだ。
小さなことをひとつひとつ積み重ねていった結果、クライアントからの信頼を得ることができたな」

「おじさん、ありがとう」

ディレクターとしての経験を積み上げ、クライアントや社内からも信頼を寄せられるようになること。
それが、堀越の次の目標だ。

おわり

出典:出典:株式会社スタジオジブリ『風立ちぬ』作品静止画より