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LINE の日本語特化AIでできることを分かりやすく解説!

LINE の日本語特化AIでできることを分かりやすく解説!

最近LINEがNAVARと共同で「日本語特化AI」を開発したことをご存知でしょうか?👀

日本語特化AIを利用することで、自然言語処理に関する様々な開発を楽に行うことが可能です。

LINEは「女子高生AI りんな」を始めAIサービスを多く開発しており、AIに関する高い技術力を持っています。

日本語特化AIは、そんなLINEの技術力が存分に活かされたサービスと言って良いでしょう。

本記事ではLINEの日本語特化AIはどんなものか、なぜ注目されているのか、詳しく解説していきます。

非技術者にも分かるように解説していくので、人工知能に興味かある方はぜひ本記事をお読み頂ければと思います 😊

LINEの日本語特化AIとは?

LINE株式会社は日本語特化AIをNAVERと共同開発しました。

日本語特化AIとは、日本語に特化した超巨大言語モデルのことです。

言語モデルとは、文章の単語や文などの関係性について定式化したものです。

言語モデルは翻訳やチャットボットなど、自然言語処理関連のサービス開発に使われます。

LINE AIの1番の特徴は汎用言語モデルであることです。

従来の特化型言語モデルは、たとえばユーザーと会話できるロボットを作る場合、開発者が個別に学習する必要があり大変でした。

しかし汎用言語モデルなら、個々のやりたいことを簡単に実現できるのです。

今まで英語の超巨大言語モデルはありましたが、日本語に特化した超巨大言語モデルはありませんでした。

LINE AIにより、遅れを取っていた日本語AIの開発が進んでいくと推測されます。

LINEの日本語特化AIが注目されている理由

LINEの日本語特化AIの注目度はかなり高いです。

なぜなら、このような超巨大言語モデルは、まだ英語用しか開発されていないからです。

超巨大言語モデルを開発するには、高度なインフラ環境が必要であり、中々できません。

しかしLINEはNAVERを協力することで、世界でも有数のスーパーコンピュータを導入し、インフラを整える予定です。

このインフラ環境なら、なんと100億ページ以上もの日本語データを、AIに学習させられます。

元々LINEのAI技術は高く、これまで多くのサービスを開発してきた。

女子高生AI りんな」は、人工知能とLINEで会話ができることで話題となりました。

ほかにも、LINE CONOMIという、レシートを撮影するだけで店名やメニューを自動入力できるサービスがあります。

日本語特化AIは、LINEとNAVERの技術力が高いからこそ開発できたものなのです。

日本語は自然言語処理が難しい

そもそも、日本語は自然言語処理が難しい言語と言われています。

まず日本語には敬語や方言があり、様々な種類にAIを対応させないといけません。

また、日本語は英語とは文章の構造が根本的に違うため、翻訳なども難しいです。

正しい日本語、というのは時代によって変化もしますし、その都度データをアップデートする必要があります。

このように、日本語は自然言語処理が難しく、それゆえにLINEのAIが開発されたのは大きいと言えます。

LINEの日本語特化AIで何ができるか

LINEの日本語特化AIで何ができるのか、詳しく解説していきます。

主に開発できるのは次の4種類です。

  1. 対話
  2. 翻訳
  3. 入力補完
  4. 文書生成

これら4つは自然言語処理の中でも注目を集めている分野です。

1. 対話

日本語特化AI により、Twitter にあるチャットボットや Siri などのアシスタント機能の開発が可能です。

チャットボットは、膨大な学習データから言葉を選び、会話を続けられるようにしています。

100億ページ以上もの日本語データは、人間と流暢な会話をするのに活かせられます。

対話の精度が上がれば、AIにカスタマーサポート業務を任せられるでしょう。

2. 翻訳

日本語を英語に翻訳したり、英語を日本語に翻訳したりするツールも開発できます。

ディープラーニングにより、翻訳の精度は最近かなり上がってきました。

それでも日本語は翻訳が難しいと言われています。

日本語は「主語+目的語+動詞」ですが、英語は「主語+動詞+目的語」になっており、構造が違うためです。

ただ、LINEの日本語特化AIが開発されたことで、精度の高い翻訳が可能になるかもしれません。

3. 入力補完

入力補完とは、人工知能が入力内容を予測し、一覧を表示してくれるものです。

テキストエディタなどで使われている技術です。

入力補完機能により、ユーザーは全文を入力しなくて良いため、入力が楽になります。

また、プログラミング言語のソースコードを入力補完してくれるエディタもあります。

入力補完技術も、LINEのAIがあれば精度が高まるでしょう。

4. 文書生成

人工知能に与えられた情報から文章を書かせる研究も進められています。

法則に従って書くことが人工知能は得意です。

感情的な文章を書くことはできませんが、ある程度決まった形の文章は書けます。

たとえば、すでに人工知能が脚本を書く試みがされています。

もっと発達すれば、人工知能が小説ブログ記事などを書く未来がくるかもしれませんね。

まとめ

本記事ではLINEの日本語特化AIについて解説しました 🙌

日本語特化AIで何ができるのか、お分かり頂けたかと思います。

日本語特化AIが開発されることで、日本語の自然言語処理分野が一気に前進すると推測されます。

そうなれば、翻訳や文書生成がもっと優れたものになり、私達の生活にも関わってくるかもしれません 😊

自然言語処理に関わらずAI技術は注目度の高い技術分野ですので、これからも新たなサービスが開発されたら紹介していきますね!💪