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【アジャイル】アジャイルサムライを読む その1 ~ ざっくりわかるアジャイル開発

アジャイルサムライを読む 其の壱

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こんにちは!
ラジコード編集部です 😊

ラジコードではサービス開発のベースにアジャイル型の開発手法を採用しています。

今回は、アジャイル開発を理解する上で欠かせない書籍「アジャイルサムライ − 達人開発者への道」を読み解きながらアジャイル開発の本質を理解していきたいと思います。

本シリーズは「アジャイルサムライ − 達人開発者への道」を1〜5部を1~2記事に分け要点を解説していくシリーズです。全13記事を予定しています。

アジャイル開発自体の解説は別の記事でしていますので是非ご覧ください!

https://radicode-blog.sakura.ne.jp/development/302

アジャイルサムライ – 達人開発者への道とは

アジャイル開発の原点とされているアジャイルマニフェストアジャイルソフトウェア開発宣言)があります。
このアジャイルマニフェストの一部である「アジャイル宣言の背後にある原則」の12項目を重要ポイントとして、ジョナサン・ラスマセン氏が執筆した書籍です。

アジャイルを採用したプロジェクトの準備から実際にサービス・ソフトウェアを作り成果を出す一連の流れを広く解説した一冊です。
ユーザーに価値を届け喜んで使ってくれることをゴールとしています。

開発手法に関する書籍のため内容は硬いですが、親しみやすい挿絵や軽快な文体でテンポよく書かれています。
また随所に「マスター・センセイと弟子」による会話パートも差し込まれるため、とても読みやすい1冊です。

そんな書籍の一部ですが、アジャイル開発を行う上で大事なポイントに絞って紹介していきます🙂

第I部「アジャイル」入門

第1章:ざっくりわかるアジャイル開発

開発を依頼してくれたクライアントに価値を届け続けることが、その先にいるサービスを利用するユーザーに価値を最短距離で届けることに繋がります。

価値ある成果を毎週届ける

1週間〜2週間の短期間でクライアントに成果・価値を届け続けるために必要な手法です。

大きな問題(目標)は小さくシンプルにする

「コーポレートサイトを作りたい」という目標があるとします。
規模によりますが、2週間ですべての開発を終わらせるのは、クライアントも開発陣もかなり無理をしないといけません。
開発中に新しい要望が出てくる可能性も高いです。
この場合、以下のように考えると作るべきものが見えてきます。

  • コーポレートサイトに必要なページは何か・必要な情報はどれかを整理する
  • そして優先度が高いページ・箇所から作成を進める
本当に大事なことに集中して、それ以外のことは忘れる

開発を進める上でドキュメントや実施計画書は必要ですが、これらはサービスを補完するものです。

毎週行うことを決めて開発進める上で、それらを更新管理する負担はとても大きなものになります。
作りたいサービスの価値を上げていく。本当に必要なものを作るためにはそういったものはいったん脇に置いておき、開発に集中することが大事です。

ちゃんと動くソフトウェアを届ける
フィードバックを求める

毎週クライアントに価値を届けるということは、動作確認をして確認をしてもらう必要があります。
そして最短で動くものを作り、フィードバックを重ねて機能の質を向上させていきます。

必要とあらば進路を変える

開発をする中で、以前は重要だったことが今週にはどうでもよくなったり、逆に新しく重要なことが見えてくることがあります。
大きな変化が必要な場合は、計画を柔軟に変えて対応していきます。

成果責任を果たす

開発をは大事な資金を使って行うものです。
毎週価値ある成果を届けるために、「スケジュールを守り」「クライアントの期待をマネジメントし」「身銭を切る覚悟で資金を扱う」必要があります。

アジャイルな計画づくりがうまくいく理由

アジャイル開発を始めるとき、開発するサービスでクライアントが実現したい機能・特徴の洗い出しを行います。
この「マスターストーリーリスト」をもとに、クライアントが優先順位をつけ開発チームが見積もりを行うことでプロジェクト計画の土台ができあがります。

次に開発・フィードバックのスプリントを決めます。1週間か2週間が一般的です。
この期間を使って優先度が高いものから開発を進めて価値を作り上げていきます。また決められた期間で進められる仕事量を計測していけば、この先の開発計画の見通しが立てやすくなります。

やるべきことが多く出てきたときは、こなせる仕事量をもとにやるべきから優先順位を決めて注力していけば問題ありません。
その際、以前決めた順番を見直していきましょう。

「完了」とは完了のことだ

アジャイル開発は「完了」をどう定義するかが非常に大事です。
機能・特徴は使いやすさを求めていくと、無限に開発を続けることになりいつまでたってもユーザーが不便なままになってしまいます。

完了の段階を決めてサービスを通じて「ユーザーに価値を届ける」。
そして改善を続けて価値を更新していく。

まとめ

  • 大きな問題を小さく分け、優先順位をもとに計画を柔軟に立てる
  • 動作確認できるものを最速で作り、フィードバックをもらいながら改善を続ける
  • 価値を届けるために完了の段階を決めてユーザーに届ける

以上がアジャイル開発の概要です。

この章で説明したアジャイル開発はあくまで基本的な考え方となります。
開発を共にするクライアントと共に手法も改良を加えながら、サービス開発をするのが弊社のアジャイル開発です。

次回は「アジャイル開発のチームについて」を読んでいきましょう😌

出典

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