もくじ
DAU とは(デイリー・アクティブ・ユーザー)の略。サービスにもよりますが、1日にそのサービスを利用するユーザーの数を表した指標です。ほかにも WAU(ウィークリー・アクティブユーザー)や MAU(マンスリー・アクティブ・ユーザー)などの指標があり各周期ごとに利用するユーザー数がどのくらいいるのか、という指標になっています。
サービスの性質にもよりますが、もっとも短い数値での DAU はサービスを継続して行く上で非常に重要な指数になっており、毎日そのサービスを使いたいと思っているユーザーがいる、ということはそのサービスは非常に愛され、利用されていると仮定できます。
例えば DAU 50%のサービスがあった場合というのはサービス全体で100万人の利用者がいる場合、毎日使っているユーザーが50万人いる場合以下のような計算で出しています。
50万人÷100万人=50%
上記のように、DAU はサービスの魅力を測る指数と観ても良いので、この数値をどのように上げていくかが、サービスの魅力となり、会員登録者数だけでなく新規の会員の登録にも繋がっていきます。そのために必要なのことを3点紹介します。
サービスの日々のデータを分析し、どのような部分にユーザーは反応しているのかを分析し、ユーザーの喜ぶコンテンツや反応をもとに新たな施策を行っていきます。
ユーザーと同じ目線でサービスを観ることができるのかというのも重要な要素です。少しでも不便だなと感じることがあるのであれば改善余地があります。
ユーザーにとって良かれと思った便利な機能などがもしかすると対して使われて居なかったり、もしかすると逆に複雑化しているということもあり得ます。そういった機能はあえて捨ててよりユーザーが求めている機能のみにフォーカスすることも重要です。
例えばスマホアプリなどで新たなコンテンツやサービスのアップデートが起こった場合などに毎回プッシュ通知などを行い、サービスから離れていたお客様に再びサービスを試して貰うことを促すような施策です。これによって、改めてサービスの価値を認識してくれるユーザーが増えていきます。
またリテンション広告などを利用するというのもあります。すでにサービス利用しているお客様をターゲットにすることで、改めてサービスの再認識を行うことができます。特に新規の利用者を獲得することよりもコストがかからず行えるので試してみる価値があります。
サービス内容によりますが、毎日違った楽しみのあるサービスはユーザーも今日は何か新しいイベントはないかと毎日サービスへ訪問します。必ずコンテンツが更新されている、違ったテーマでイベントがある。ECサイトなどでも毎日違った特集で安売りなどが催されているなど、ユーザーにとって毎日発見があるような工夫をすることでDAUを上げていくことが可能になります。
どこかのタイミングで離脱してしまったユーザーに対しては分析が必要になります。具体的にどのようなことから離脱してしまったのか?をデータなどから導き出し改善をほどこします。改善が行われたら改めてユーザーに通知などで改善報告をすることで、ユーザーは再び戻ってきて、改めてサービスの魅力を体験してもらいます。
DAU を増やしていくことを意識していると、おのずとサービス全体の改善に繋がっていき、より良いサービスを提供していくことになります。新規の獲得も重要な指数ではありますが、せっかく会員として登録してくれたお客様にもっと喜んでもらうということを意識するだけでサービス全体が改善され、自然と新規のお客様も増える要因となりますので、改善のための一つの指標として DAU を意識してみるというは、非常に有効な手段となります。
こまかなデータの分析や地道な作業ではありますが、これらを意識するだけで将来的にユーザーから愛されるサービスに成長させることが可能になります😊